その髪は闇の中において一際輝く金髪である。
優雅な足取りからこの少女が高貴な身分であることが伺える。
少女の名はモニカ。この城の主である。
だが少女の手に握られていたものは・・・。
ガチャリ、と鈍い音を立てて格子が口をあける。
ここは城の地下。罪人が繋がれる牢獄である。
そこの一番奥に繋がれた艶やかな女を見て少女の唇が歪んだ。
「いつみても貴女は綺麗ねカタリナ・・。今夜も可愛がってあげるわ。 お兄様の分までたっぷりと。」
隣の牢ではくすんだ金髪をした痩身の男が緑色に髪を染めた
若者にムチを打たれ悶えていた・・・。
・・・・暴れん坊プリンセス。駆け落ち・・そしてクーデター編、